雄大な富士山を間近に感じながらオートバイで風を切って走るツーリングは、四季折々で表情を変える山岳の美しさと、それを取り巻く自然との出会いが魅力です。湖畔沿いや高原ワインディング、歴史ある街道や峠道などルートは多彩で、初心者からベテランまで楽しめます。さらに今年はマイカー規制や通行止めなどの道路状況にも変化がありますので、安心して旅の計画を立てられるよう、最新情報を盛り込んでご案内します。この記事でご自身に合った「富士山 ツーリング おすすめ」ルートや見どころを見つけてください。
おすすめ富士山 ツーリング おすすめの絶景ルートとその特徴
富士山をぐるっと回る周遊ルート、高原ワインディング、湖畔ドライブなど、目的地や走力に合わせて選べる複数のルートがあります。ここでは代表的なタイプごとのルートと、その特徴、注意点を詳しく解説します。ツーリング前にこの情報を押さえておくと満足度が格段に上がります。
北回り:富士五湖ルート
河口湖・山中湖・西湖・精進湖・本栖湖を巡るコースです。湖越しに富士山を望むことができ、新倉山浅間公園からの五重塔と桜や紅葉との組み合わせなど、フォトジェニックなスポットが多数あります。交通量は比較的多いですが景観の変化が豊かで、初心者や日帰り派にも人気です。混雑時期や休日にはライダー同士のすれ違い・駐車場がいっぱいになることがありますので出発時間を早めると安心です。
このルートの魅力は次の通りです。湖畔沿いは比較的平坦でありつつも適度なワインディングがあり、景色の変化が豊かです。特に早朝や夕方などの光の角度がいい時間帯には湖面に映る逆さ富士が狙えます。季節ごとのイベントや花が咲く時期には写真撮影もおすすめです。
南回り:富士山スカイライン・富士宮口ルート
御殿場・富士宮口五合目を通る山岳ワインディングを楽しめるルートです。標高が上がるにつれて高度感と絶景が増し、雲海や森林地帯を抜けて山頂近くの景色を堪能できます。このルートは標高による気候変化や道路規制の影響が大きいため、通行状況の確認が不可欠です。特に夏の登山シーズンや大雨時には通行止め、マイカー規制が実施される区間がありますので注意が必要です。
このルートならではの魅力としては、標高を上げたことで得られる山体の迫力や展望の良さがあります。夜明け前に走って日の出を眺めるなど、時間を工夫すれば特別な体験ができます。高山の気温や風も考慮し、装備と服装を適切に整えておきたいところです。
裏富士・樹海沿いルート(県道71号線など)
富士宮・朝霧高原・鳴沢など、富士山の裏側や樹海を通る静かな高原道路ルートです。交通量が少なく自然との一体感が強く感じられるため、自分のペースでゆったり走りたいライダーに向いています。ただし冬季は凍結・積雪がある上、特に夜明けや夕方以降は視界や気温が急激に変化するため、その前提で計画することが大切です。
このルートでのおすすめポイントは静かな走り、森林の香り、野鳥や植物の息遣いを近くに感じられることです。樹海の深い緑、牧草地や高原の斜面など、人工物が少ない風景が続くため、リフレッシュ効果も大きいルートになります。
絶景スポットとツーリングで立ち寄りたい場所
走る楽しみと同じくらい、立ち止まることで見られる景観や食文化の体験もツーリングの醍醐味です。ここでは富士山ツーリング中にぜひ訪れてほしい絶景スポット、休憩場所、地元の味のある飲食店などをピックアップします。
山中湖のパノラマ台・長池親水公園
山中湖周辺は富士山との距離が近く、パノラマ台からは山中湖と富士山の組み合わせが美しく、特に晴天時の視界が優れています。長池親水公園では湖に映る逆さ富士を狙える場所として有名で、風の穏やかな朝や夕方ならばその景観が最も際立ちます。湖畔の道は道幅も比較的広く走りやすいため、途中で休憩しながらゆったりと訪れてみたいスポットです。
忍野八海・白糸の滝などの自然スポット
忍野八海は富士五湖の一つとして水が澄んでおり、静かな池の景観とその周囲の自然が魅力です。遊歩道が整備されていて歩きながら自然に浸れます。白糸の滝は富士山の溶岩流の地形を利用した滝で、水の流れと岩肌のコントラストが美しいです。マイナスイオンを感じたり、滝の音を聞いたりと、ゆったり過ごす休憩にぴったりです。
旧藤田邸・大淵笹場の茶畑と町家カフェ
富士市大淵に位置する旧藤田邸近くの茶畑と町家風カフェが点在するエリアは、富士山と日本の里山の風景が融合する絶景地帯です。ここでは建築物と自然との調和、伝統と現代のブレンドが感じられ、ライディングの休憩に癒やしを与えてくれます。地元の茶畑を眺めながらコーヒーや焼き菓子を楽しむことで、旅の思い出が深まります。
ツーリング前に知っておきたい道路規制・安全対策と装備
美しい景色と爽快なライディングも、規制や装備が整っていないと台無しになります。特に富士山周辺は自然環境の変化が激しく、通行規制やマイカー規制、天候による影響があります。安全で快適なツーリングのために、事前準備を怠らないことが重要です。
マイカー規制期間と通行できる車両の種類
富士宮口の富士山スカイラインおよび須走口のふじあざみラインでは、毎年7月から9月初旬にかけて一般車両の乗り入れを制限するマイカー規制が実施されます。規制期間中はタクシー、自転車、営業用バスなど限られた車種しか通行できません。バイクについても規制の対象となる場合があるため、規制期間中は通行の可否を運行管理者に確認する必要があります。
通行止め・天候リスクへの備え
山岳エリアでは大雨や雪、霧の発生によって道路が一時的に封鎖されることがあります。特に富士スバルラインや高原ルートでは、降雨後の路面の湿りや凍結、霧による視界不良といったリスクが増します。出発前に最新の気象情報と交通情報を確認し、夜間走行や早朝時間帯は避けるなどの計画が安全です。
装備と服装の選び方
標高が上がるワインディングでは気温が急激に下がることがあります。防風防水ジャケット、換気できるインナー、手袋の替えなどがあると安心です。ヘルメットは視界を確保できるシールド付き、夜間走行に備えてライト関係の点検も忘れずに。またタイヤの空気圧やブレーキの効きなども、下りでの安全性を確保するために事前に整備を行いましょう。
ベストシーズンと時間帯の選び方
ツーリングの楽しさがぐっと増すのは、季節や時間帯が非常によく合ったときです。気候条件だけでなく、混雑の少なさ、光の具合、見どころの変化など、四季によるメリットとデメリットを理解しておくと旅の満足度が上がります。
春から初夏:桜・新緑と清涼感を楽しむ時期
春は桜が咲き誇る新倉山浅間公園などで、富士山と桜の組み合わせが絶景となることが多いです。新緑の森を抜けるルートは空気も爽やかで、標高の高い場所でも心地よく走れます。ただしまだ冬季の路面凍結や雪残りがある道もありますので、高所へは遅めに計画するのが賢明です。
真夏:山岳ワインディングの魅力と規制注意
7~9月は気温が高く日差しも強くなりますが、朝夕の時間帯は快適です。この時期はマイカー規制が実施されるルートが増えるため、スケジュールの余裕と規制情報の確認が不可欠です。標高を上げたコースでは昼間でも冷えを感じる場合がありますので、レイヤリングを重視した服装が必要です。
秋:紅葉と夕暮れの色彩を堪能する季節
秋は紅葉が山麓や森林地帯を彩り、湖畔とのコントラストが美しくなります。黄葉や赤葉の中で走る道は視覚的な喜びが大きく、空気も澄んでいて空の色や光の表情が豊かです。夕暮れ時や朝夕のダイヤモンド富士を狙うなら、この季節が特におすすめです。
ツーリングプラン例とおすすめモデルコース
これまで紹介したルートやスポット、安全対策を踏まえて、目的別におすすめのモデルコースを提案します。1日ツーリング・泊まりでじっくり・静かな自然を満喫するものなど幅広く参考にしてください。
日帰り型モデルコース:湖畔と自然を味わう北回りコース
朝早く出発して河口湖展望台→新倉山浅間公園→山中湖パノラマ台→忍野八海といった湖畔・展望中心のコース。走行距離は100~150km程度で、ゆったりペースでも景色と休憩を満喫できます。日没前に戻ることを意識して出発時間を調整すると帰り道の安全性も確保できます。
宿泊ありモデルコース:山岳と高原そして温泉を絡めて
初日は御殿場から富士宮口ワインディング→山小屋や高原の宿で一泊。翌日朝靄の中を裏富士ルート→朝霧高原→田貫湖→白糸の滝といったコース。夜間や早朝の景色を狙うためには、宿の立地を山麓高原地帯に選ぶと風景も魅力的です。温泉施設のある宿を選ぶと疲労回復にも効果的です。
静かな自然重視モデルコース:裏富士と樹海を抜けるルート
富士宮から裏富士の県道や樹海の林道を経由し、鳴沢や本栖湖まで抜けるルート。交通量が少なく、途中の展望台で長めの休憩をはさみながらのゆったりした旅になります。景色重視の方や心をリセットしたい時にぴったりのプランです。
まとめ
富士山を含めた周辺地域は、湖畔ドライブや高原ライン、静かな裏道まであらゆるタイプの道が揃っており、ツーリングの楽しみ方を大きく広げます。目的に応じてルートを選び、季節と時間帯、そして規制情報をしっかり確認することが成功の鍵です。適切な装備と安全意識を持って走れば、富士山はきっとあなたにとって特別な風景を与えてくれるでしょう。雄大な山容と共に風を感じる旅を、ぜひ満喫してください。
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